WP Super Cache
WordPressはPHPという「サーバーサイド・スクリプト言語」を利用して生成されているCMS(Content Management System)です。
サーバーサイド・スクリプト言語は、簡単に言うと「閲覧者がサイトにアクセスした時にPHPスクリプトが実行される」仕組みになっていて、その結果をウェブブラウザに対して送信しています(これを一般的に動的生成と呼んでいます)。
毎回PHPスクリプトを実行するため、サーバの状況で表示が遅くなってしまうこともありますし、アクセスが多いサイトやページの場合は負荷が大きくなって、表示が遅くなることもあります。
なぜか、いきなり難しい話からスタートしてしまっていますね^^
PHPスクリプトの実行のため表示速度が遅くなることを避ける為に、ブラウザには「キャッシュ」と呼ばれる、閲覧の記録を記憶しておく機能があります。
WP Super Cacheはブラウザのもつ「キャッシュ機能」を有効に使い、WordPressの表示を速くするための設定を行なうプラグインです。
ここまで長かった、、、
WP Super Cache設定 目次
WP Super Cacheのインストール
1、WordPressのダッシュボードにログインし[プラグイン]→[新規追加]をクリック
2、検索窓に「WP Super Cache」を入力して[プラグインの検索]をクリック
3、WP Super Cacheの下にある[いますぐインストール]をクリック
4、「本当にこのプラグンをインストールしていいですか?」と聞かれるので[OK]をクリック
5、インストールしているプラグイン: WP Super Cache 1.0と表示されるので、[プラグンを有効化]をクリック(バージョンは変更になる可能があります)
6、WP Super Cache は停止中です。プラグイン管理ページを開いてキャッシングを有効にしてください。と表示されますが、インストールは完了です。
WP Super Cacheの設定
インストール最後の「WP Super Cache は停止中です、、、」の[プラグイン管理ページ]をクリック
「WP_CACHE 定数の wp-config.php への追加」、「警告 ! PHP セーフモードが有効になっています !」という警告がでる場合もありますが、出た場合の対処は後に回して、まずはWP Super Cacheの設定を見てみます。
WP Super Cacheでは「簡易」「詳細」「CDN」「コンテンツ」「プリロード」「プラグイン」「デバック」とメニューがありますが、まず設定を行なうのは「簡易」だけでOKです。
Ⅰ、簡易タブの「キャッシング利用(推奨))にチェックを入れて[ステータスを更新]をクリック
Ⅱ、キャッシュをテストというボタンが表示されるので、テストしてみます
Ⅲ、両方のページのタイムスタンプがマッチしました!となればOK
以上で、WP Super Cacheは完了です。初期設定だけなら比較的簡単に設定できますね。
詳細タブで、より詳しい設定もできるようになっていますし、推奨でもチェックが入っていない項目も幾つかありますけど、この辺は必要に応じて設定を変えてもらえばいいと思います。
「WP_CACHE 定数の wp-config.php への追加」を確認
もしこの警告メッセージが表示され続けるのなら、FAQ のポイント 5 を参照してください。WP_CACHE の行を上に上げる必要があります。となっているので、まずはサーバからWordPressをインストールしたディレクトリに移動して「wp-config.php」をダウンロードします。
そして「wp-config.php」をテキストエディタなどで開き、「define(‘WP_CACHE’, true); 」の記述が、最上位に置かれていることを確認します。もし最上位にない場合は最上位に上げて保存し、最アップロードしてサーバのデータを上書きしてください。
wp-config.phpの記述が問題なければ、WP Super Cacheの設定画面をリロードすればアラートは消えると思います。
「警告 ! PHP セーフモードが有効になっています !」の調整
ここはちょっと厄介な問題で、WordPressではなにもできずレンタルサーバー側での設定になってしまいます。
そのため、ここですべてのレンタルサーバーについて対応することはできないため、実際に東池袋カレーマップを置いている、ロリポップでの調整方法をお伝えします。
<参考>
じつは、ロリポップでも「PHP セーフモードは無効」になっているのですが、なぜかエラーがでてしまい、PHP セーフモードを再設定する必要があります。
1、ロリポップの管理画面にアクセス(https://user.lolipop.jp/)
2、独自ドメイン/パスワードを入力してログイン
5、そのほかの「safe_mode 」の横にある設定内容を一旦「On」にして[php.iniを変更する]をクリック
6、「設定を変更しますか?」と聞かれるので[OK]をクリック
7、php.ini 設定を完了しました。となるので[戻る]をクリック
8、そのほかの「safe_mode 」の横にある設定内容を一旦「Off」にして[php.iniを変更する]をクリック
9、「設定を変更しますか?」と聞かれるので[OK]をクリック
10、php.ini 設定を完了しました。となるのでこれで終了です
設定変更(というか再設定か)後、WP Super Cacheの設定画面をリロードすればアラートは消えると思います。
WP Super Cacheの注意点
WP Super Cacheは閲覧の記録を取っておくものなので、それほど神経質なることはないですが、割りとサイトの更新情報よりもキャッシュが優先されてしまうことが多くあります。
普段はそれほど気にならないと思いますが、サイトの立ち上げ時など更新が頻繁な時に設置してしまうとサイトの更新情報がタイムリーに伝えられなくなることがあるため、大幅な更新の時などは一旦WP Super Cacheをオフにすることをお勧めします。
あと、、、、設定項目が非常に多いため、下手にいじるとサイトがうまく表示されないというようなことも起こりそうなので、設定には気をつけてください。